タイセイエピソード（2019年生、母ラストメッセージ）

タイセイエピソード（2019年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+エピソード、挿話」。毛色は栗毛。種牡馬のエピファネイア（当時9歳）と交配したラストメッセージが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

8月14日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

3歳（2022年）

3月27日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったロードオルデンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のタロファイターに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月5日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

8月20日、中8週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（8戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松若風馬騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピロクリフを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

10月8日、中3週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西湖特別（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

11月27日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスのアプローズ賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月8日、中5週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの濃尾特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの刈谷特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの弥富特別（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したラルフに半馬身届かず2着となった。

6月18日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月3日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスタノヴァを豪脚で半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

10月21日、中6週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月16日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの尾頭橋ステークス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（14戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた22戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの伊勢ステークス（中京ダート1900m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。