マルトドラゴン（2019年生、母マーティンオート）

マルトドラゴン（2019年4月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「母名より+ドラゴン。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したマーティンオートが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高橋修。主な勝ち鞍は2023年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋修から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月26日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったオステリアに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3歳（2022年）

1月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

2月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で亀田温心騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

8月28日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で亀田温心騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2022年8月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2023年）

4月4日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた7戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田野豊三騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田野豊三騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴルドに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウハルカスに約13馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったゴレイジョウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5歳（2024年）

1月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。