ヴィヴィアンエイト（2021年生、母ウイングパラダイス）

ヴィヴィアンエイト（2021年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフリオーソ（当時17歳）と交配したウイングパラダイスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は沖田牧場。2024年のフロイラインスプリント(牝)に勝利した他、2023年のラブミーチャン記念(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沖田牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、渡辺文子によって385万円で落札された。

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

8月9日、デビュー戦は落合玄太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のキタノヒーローをハナ差振り切って初白星を挙げた。

9月6日、中3週で迎えた2戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月11日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳オープンのブロッサムカップ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のモズミギカタアガリをアタマ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月9日、中3週で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのラブミーチャン記念（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシトラルテミニに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3歳（2024年）

4月18日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのネクストスター北日本（門別ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったストリームに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月16日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのフロイラインスプリント（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るライトヴェールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

6月18日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのフロイラインカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったポルラノーチェにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定オープンのノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳オープンの秋の鞍（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2025年）

4月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた11戦目は、エトワール賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのヒダカソウカップ（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず3着に敗れた。

9月9日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスティールマジックを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月9日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定オープンのグランシャリオクイーンズ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた15戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、ナダル・プレミアム（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。