オカノビジン（2009年生、母キリビジン）

オカノビジン（2009年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋母名の一部」。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時10歳）と交配したキリビジンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）山田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

9月29日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のフクタロウに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月18日、中4週で迎えた3戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のミサキマキバオーに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月9日、連闘で迎えた5戦目は、2歳（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の萩原雪歩誕生日記念2011（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスズカウインダーをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

3歳（2012年）

1月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

1月16日、中0週で迎えた8戦目は、3歳戦の丹頂鶴特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の白鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のはやぶさ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の駒鳥特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた13戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のうぐいす特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神無月特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた20戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、（社）愛知県馬主協会三河支部賞（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は友森翔太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキングタキシードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で友森翔太郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた25戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で友森翔太郎騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で友森翔太郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で友森翔太郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で友森翔太郎騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で友森翔太郎騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアスターハウスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月27日、中2週で迎えた30戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた31戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月18日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ユウキサンオーラに半馬身交わされて2着となった。

5月25日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったメイショウグレイトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月22日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。