ボールズピラミッド（2020年生、母サラーシス）

ボールズピラミッド（2020年4月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「世界で最も高い火山岩の海食柱。父名、母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したサラーシスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の一般C4-3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、窪田芳郎によって5,170万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月7日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3月4日、中7週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月22日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

9月2日、中5週で迎えた7戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（2024年）

3月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月20日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた10戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったソガノドルフィンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンファロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般C3 C4-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダバイカンティークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C32 C41（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野楓馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のメイショウマゴイチを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

10月17日、連闘で迎えた14戦目は、シクラメン特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野楓馬騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、ネリネ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野楓馬騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。