ヤマノトライ（2009年生、母インペチュアスイメージ）

ヤマノトライ（2009年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋試み」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時15歳）と交配したインペチュアスイメージが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着2回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のかんつばき賞(B2 C1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって682.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、澤村敏雄によって420万円で落札された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、T.クウィリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったゴールドゼウスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったレッドブルピサに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた9戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月19日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオースミホイップに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、かんつばき賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームインプレスを半馬身差し切って優勝

4歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月16日、中8週で迎えた18戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月16日、中8週で迎えた19戦目は、あやめ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた21戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したリライアブルにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月2日、中4週で迎えた22戦目は、サンスポ御堂筋特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。