クリノキングオー（1997年生、母ミルフォードミドリ）

クリノキングオー（1997年4月17日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したミルフォードミドリが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地20戦2勝、地方2戦0勝。2000年の若葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富菜牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって1,050万円で落札された。

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月30日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミスティーダンスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のタイムリートピックを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に敗れた。

5月28日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

9月24日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

11月25日、中4週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた9戦目は、カウントダウンステークス（阪神芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

11月11日、約10か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2002年）

1月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

3月3日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた17戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

9月15日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

9月22日、連闘で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月28日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた21戦目は、宗形竹見騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6歳（2003年）

7月21日、約8か月の休み明けで迎えた22戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の夕涼み特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。