エアネイティヴ（1990年生、母プロスペクテイヴレデイ）

エアネイティヴ（1990年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時19歳）と交配したプロスペクテイヴレデイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦5勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の欅ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユーワロッキーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月21日、中6週で迎えた2戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のキャップストーンに1馬身半の差をつけて制した。

5月9日、中6週で迎えた3戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（1995年）

2月18日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたキクノスパンカー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーピーパーティを豪脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

4月16日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の舞浜特別（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のゲイリーミナレットに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、ハンデ戦の欅ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のユキノサンシャインをクビ差振り切って5勝目を掴み取った。

6月18日、中3週で迎えた8戦目は、エルムステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

6歳（1996年）

5月26日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、田村光則騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月6日、中5週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた10戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。