セイルロケット（2022年生、母スプリングゲイル）

セイルロケット（2022年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高速で航行するヨットの名前。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスワーヴリチャード（当時8歳）と交配したスプリングゲイルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年のグランシャリオドリーム71(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

8月17日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月12日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

11月30日、中6週で迎えた3戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

3歳（2025年）

1月26日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

3月15日、中6週で迎えた5戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月17日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月13日、中7週で迎えた7戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月31日、中6週で迎えた8戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、タイセイアビリティにハナ差交わされて2着となった。

9月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2025年9月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月2日、中3週で迎えた10戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1000m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベラヴィットーリアに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた11戦目は、グランシャリオドリーム71（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデュジャックを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。