ペプチドタイガー（2020年生、母ペプチドスピカ）

ペプチドタイガー（2020年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+虎。強い馬になってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時7歳）と交配したペプチドスピカが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月18日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったエアメテオラに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月18日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャドウレディーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたジャスリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニシキギミッチーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月30日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のシンゼンイズモに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったエンペラーワケアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のフェルヴェンテに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの鳴門ステークス（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた12戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの天満橋ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したロードラディウスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月21日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの伊賀ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。