キョウエイトリノ（2001年生、母キョウエイクロップ）

キョウエイトリノ（2001年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋イタリアの地名」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時10歳）と交配したキョウエイクロップが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月20日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンマルアンサーを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

1月25日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月14日、中6週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた6戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月1日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、入口将宣騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で入口将宣騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4歳（2005年）

1月13日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、一般C1三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で入口将宣騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月13日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた12戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。