ゴールデンゾーン（2016年生、母トウカイファイン）

ゴールデンゾーン（2016年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金地帯」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したトウカイファインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。主な勝ち鞍は2019年のツグミ特別。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月6日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったブーザーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったプライムに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったスペキュラースにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、6着に終わった。

3歳（2019年）

3月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続でD.レーン騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月4日、中4週で迎えた10戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月15日、中5週で迎えた11戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツグミ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンシルバーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。