セントイチジョウ（1984年生、母サクライチジヨウ）

セントイチジョウ（1984年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のシヤンペンチヤーリー（当時14歳）と交配したサクライチジヨウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地29戦3勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

藤本冨良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月31日、デビュー戦は大江原哲騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤサカユーヒメを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた3戦目は、嶋田功騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大江原哲騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月6日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嶋田功騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、寺島祐治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は寺島祐治騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田功騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（1988年）

1月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田功騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田功騎手（7戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイタクマイナーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下の乗鞍特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の春光特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月23日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立川特別（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は大江原哲騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は関口睦介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

7月3日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤギリオーカンに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月31日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた24戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は関口睦介騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた28戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた29戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。