ラスカルスピード（2010年生、母スズカローラン）

ラスカルスピード（2010年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋速さ」。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時14歳）と交配したスズカローランが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の熱田特別(500万下)。

経歴

デビュー前

橋田満厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

2月10日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンアルゴシーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月13日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月19日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイセイドリームに1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったダノンフェニックスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月22日、中2週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したマデイラに半馬身届かず2着に敗北した。

3月16日、中2週で迎えた11戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。