ミスターバッハ（2015年生、母クリーペル）

ミスターバッハ（2015年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したクリーペルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。2018年の若竹賞に勝利した他、2017年の日商プロパン石油特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハクツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ライオンズによって324万円で落札された。

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

5月11日、デビュー戦は山本咲希到騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウスコンサートを半馬身振り切って初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのルビー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの日商プロパン石油特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は山本咲希到騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るダモンデを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤマノファイトにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた10戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

3歳（2018年）

1月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のアジュディミツオー・メモリアル（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したスプリングマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月22日、中4週で迎えた14戦目は、3歳オープンの’18雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

3月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の若草特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスサハラに3馬身の差をつけて優勝

4月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったスプリングマンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

5月3日、中3週で迎えた17戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた18戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 晴/重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は石崎駿騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴオロスをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた21戦目は、3歳オープンの週刊ギャロップ芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた22戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4歳（2019年）

3月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦の駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロマンコスモを半馬身差し切って休み明けの一戦を物にした。

4月19日、中4週で迎えた24戦目は、伊勢海老特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた25戦目は、さつき賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の桑島孝春記念（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったデイジーカーニバルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月18日、中3週で迎えた27戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小杉亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた28戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小杉亮騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレベルスリーを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月26日、中7週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。