ナイジェラ（2006年生、母ダーケストスター）

ナイジェラ（2006年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黒種草の英名。４月２１日の誕生花。花言葉は不屈の精神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したダーケストスターが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）武田牧場。戦績は、中央平地12戦3勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,600万円（8万×200口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアキノワンツーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

10月17日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

10月24日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアポロラムセスに5馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスピードアタックに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月27日、中4週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5歳（2011年）

11月13日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6歳（2012年）

7月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。