グレイトエーシック（1990年生、母レイトンガール）

グレイトエーシック（1990年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時8歳）と交配したレイトンガールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

6月27日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サイレントルーラーに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のムーランスイートに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

9月26日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で津留千彰騎手（6戦1勝）。17頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は8戦連続で津留千彰騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で津留千彰騎手（8戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

4歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた10戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアイビーシチーにハナ差届かず2着となった。

2月18日、中4週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

5歳（1995年）

8月5日、約18か月の休養明けで迎えた12戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。