ダノングロワール（2017年生、母ソーメニーウェイズ）

ダノングロワール（2017年2月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+栄光(仏)。栄光をもたらす活躍を期待して」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したソーメニーウェイズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の九十九里特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって2億1,600万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた2戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.マーフィー騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のリスペクトに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月21日、中7週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るインペリアルフィズを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

9月26日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインキートスをクビ差振り切って雨中の一戦を制した。

10月25日、中3週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

4歳（2021年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月7日、中7週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの羊蹄山ステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月9日、中7週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

11月20日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

12月25日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5歳（2022年）

10月10日、約9か月半の休養明けで迎えた15戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

6歳（2023年）

6月10日、約8か月の休養明けで迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

7月15日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの魚沼ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた19戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7歳（2024年）

1月28日、中4週で迎えた20戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの八坂ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムドゥラメンテカップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

5月11日、中3週で迎えた22戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月1日、中6週で迎えた25戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。