ギョシュウ（1984年生、母フブキ）

Gyoshu

1984.02.01

ギョシュウ（1984年2月1日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のウオロー（当時11歳）と交配したフブキが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は扶桑牧場。戦績は、中央平地8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の冬至特別(1400万下)。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月29日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーパードラゴンに半馬身届かず2着となった。

4月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアップツーデートに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングアーサーに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下の4歳中距離特別（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のタカラハチマンをアタマ差振り切って断トツの支持に応えた。

6月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月31日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の府中ステークス（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下の市川ステークス（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したバーニングダイナを差し切れず、3馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1400万下の冬至特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルグマイスターを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目を獲得した。