サンオースティン（2014年生、母ファーストタッチ）

サンオースティン（2014年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「太陽＋アメリカの都市名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時10歳）と交配したファーストタッチが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、碧雲牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって172.8万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月14日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、最後はウィードスピリットと並んで4着同着となった。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月25日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた6戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月26日、中0週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のパノラマに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のニャンコに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシハツレッシャに6馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

8月30日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のめいほう高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の仲秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木之前葵騎手（7戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた14戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の好きです!笠松競馬（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は木之前葵騎手（8戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月19日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（9戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた17戦目は、よりこ☆ハッピーバースデー記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（10戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、スパイダームーンにアタマ差交わされて2着となった。

12月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（12戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木之前葵騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた21戦目は、文昭・友香ウエディング杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で木之前葵騎手（14戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（15戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（16戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスノセイに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月22日、中1週で迎えた25戦目は、タンポポ特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（17戦4勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた26戦目は、阿寺の七滝特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（18戦4勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月20日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、犬山城特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木之前葵騎手（19戦4勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。