デジタルサウンド（2009年生、母ドリームチルチル）

デジタルサウンド（2009年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時12歳）と交配したドリームチルチルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、増田雄一によって2,205万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

3歳（2012年）

6月3日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、シゲルマンゴスチンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、リバーチケットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

7月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラウンエリザベスに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルホシガキに4馬身の差をつけて制した。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月1日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月4日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦2勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。