ダンスダンスダンス（1988年生、母リセス）

ダンスダンスダンス（1988年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナイスダンサー（当時19歳）と交配したリセスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地27戦3勝2着5回。1991年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入った他、1991年のクイーンカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ソウセツに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るバーボンストリートを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3歳（1991年）

1月27日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

2月16日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトップモーストをクビ差振り切って優勝

3月16日、中3週で迎えた5戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったフラッシュシャワーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は的場均騎手（4戦2勝）。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4歳（1992年）

3月15日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、エイプリルステークス（中山芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた9戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーワビームを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月26日、中4週で迎えた11戦目は、道新杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（9戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキタノオゴジョを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月20日、中4週で迎えた15戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

5歳（1993年）

1月23日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（10戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月20日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユーワビームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた20戦目は、安達太良ステークス（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた21戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（11戦3勝）。12頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヘイアンワッスルにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、5着に終わった。

10月17日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は的場均騎手（12戦3勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月18日、中4週で迎えた26戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（13戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月26日、連闘で迎えた27戦目は、’93フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（14戦3勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。