クリノステップ（2006年生、母シンフォーミー）

クリノステップ（2006年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ステップ」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したシンフォーミーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の4歳。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって525万円で落札された。

武田博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月27日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

3歳（2009年）

2月7日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

5月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

11月26日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着を確保した。

4歳（2010年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルマヤサンを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた10戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた11戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた14戦目は、行田ゼリーフライ賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた16戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた18戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、イナズマクーガに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したサンデーラインを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた27戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。