カツノテンス（2020年生、母コウザンティアラ）

カツノテンス（2020年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+10番目」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時7歳）と交配したコウザンティアラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠伊藤牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠伊藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、勝野産業によって693万円で落札された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、6着に入り込んだ。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

2月12日、中2週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したイデアミラーグロに半馬身届かず2着となった。

8月19日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（9戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

10月19日、中8週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた14戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、C2 3歳以上特別（園田ダート1230m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のエイシンニーダーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイプルエルガーに3馬身の差をつけて順当に勝利した。

4歳（2024年）

4月28日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大江原比呂騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（10戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（11戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月5日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた21戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。