コスモフリップ（2014年生、母マンデームスメ）

コスモフリップ（2014年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スノーボードで宙返りする技」。毛色は芦毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時5歳）と交配したマンデームスメが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

4月8日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月23日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

12月30日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から33kg増やして迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたトミケンタバサム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2018年）

1月26日、中3週で迎えた4戦目は、一般C3二三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、デルマタスケに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイグナイトを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3月27日、中2週で迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のナチュラルシンジュに3馬身半の差をつけて制した。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、二十歳の龍馬賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、サマーソルスティスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したマイハーベストを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ニュージーランドレーシングボード賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた14戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた16戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、吉谷彩子さんがTCKに来場賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月24日、中3週で迎えた17戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。