サウスウインド（1988年生、母ホクトホクセイ）

South Wind

1988.04.11

サウスウインド（1988年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時9歳）と交配したホクトホクセイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）キタジョファーム。戦績は、中央平地8戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の釧路特別(500万下)。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

4月20日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は528kg。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のヌアザを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

11月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4歳（1992年）

6月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月12日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のカサブランカシチーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。