ユメシバイ（1990年生、母ヨドセンリョウ）

ユメシバイ（1990年5月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトニービン（当時7歳）と交配したヨドセンリョウが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦4勝2着1回。1994年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月9日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

2月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイイチスターを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあざみ賞（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のサルビア賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入った。

9月11日、中8週で迎えた8戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた9戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の西脇特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（6戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマヤノヴァーリアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月20日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた13戦目は、B.マーカス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤママーガレットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヤマニンメディアをハナ差振り切って3勝目を手にした。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、宮水ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の氷ノ山ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦の伊良湖ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の知多ステークス（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は河内洋騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、和泉ステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の万緑ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、ストークステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のグリーンステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

10月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた28戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の多摩川特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキオイスマートに4馬身の差をつけて4勝目を手にした。

12月4日、中2週で迎えた29戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（1995年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のうずしおステークス（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。