パープルセイル（2011年生、母ガゼルロワイヤル）

パープルセイル（2011年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「紫の帆」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したガゼルロワイヤルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月3日、デビュー戦はU.リスポリ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、6着に終わった。

3歳（2014年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルミナスウォリアーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月29日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月29日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/重）に49kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

9月27日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月9日、中5週で迎えた8戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/重）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4歳（2015年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったローズマンブリッジにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

5月17日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下の古作特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るピンクシャドウを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

5歳（2016年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月24日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた23戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

6歳（2017年）

1月22日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた25戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。