ゴールドラッドマン（2020年生、母タイニーダンサー）

ゴールドラッドマン（2020年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したタイニーダンサーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2023年の若竹賞で2着に入った他、2023年の椿賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、宮崎俊也によって4,620万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2022年）

12月16日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は527kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアップグレーズに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

2月2日、中6週で迎えた2戦目は、3歳戦の青鵐特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウカイトに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳オープンの椿賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月8日、中8週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたドラケン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月9日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンのハートビートカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4歳（2024年）

2月7日、中6週で迎えた8戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスティールシャトルを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、桜月特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジラルデに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月30日、中7週で迎えた10戦目は、カルミア特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったダヴィンチに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。