グレースアロー（2003年生、母アレックスパワー）

グレースアロー（2003年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優雅＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイングアロー（当時8歳）と交配したアレックスパワーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、西村牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月18日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

3歳（2006年）

1月8日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

4月2日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月1日、中8週で迎えた6戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月26日、中5週で迎えた8戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳F1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた9戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳F1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエクラアヴニールを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグランドヴィーナスを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月8日、中2週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢競馬売店組合冨田売店杯（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラインハルトに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中2週で迎えた13戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のカランコエ賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月28日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は粂川京利騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定戦のノースポール賞（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。