リコーソッピース（2014年生、母シマノタカラチャン）

リコーソッピース（2014年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスの戦闘機名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時15歳）と交配したシマノタカラチャンが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はリコーファーム。2016年のヤングチャレンジカップ1に勝利した他、2016年のサンライズカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川島洋人厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2016年）

8月3日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は540kg。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るビーザライトを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチェリースプリングをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月6日、中4週で迎えた3戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月1日、中3週で迎えた4戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた5戦目は、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

3歳（2017年）

7月27日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアイリュミエールに7馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月15日、中6週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンルジーナを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアーディに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月30日、中3週で迎えた9戦目は、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のセンプレフォールに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月30日、中3週で迎えた10戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したスギノグローアップに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2018年）

3月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、花嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインプライズを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月7日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6歳（2020年）

3月18日、約22か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた13戦目は、花嵐賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモンサンフィエールに2馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、卯月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（6戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、麗春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のムゲンノカノウセイに2馬身の差をつけて優勝

5月18日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2二三（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（8戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサノノカガヤキに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月1日、中1週で迎えた17戦目は、ハナキオー賞（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（9戦7勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のチェリーシャクナゲに1馬身3/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月23日、中2週で迎えた18戦目は、南風賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（10戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコーパイソンに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2020年6月26日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。