マサシ（2008年生、母メジロキャニオン）

マサシ（2008年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名」。毛色は青毛。種牡馬のソングオブウインド（当時5歳）と交配したメジロキャニオンが24歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は村山光弘。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回、中央障害5戦1勝、地方4戦0勝2着1回。2011年のたんぽぽ賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

7月17日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は446kg。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、5着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったテイエムキューバに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた4戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

10月30日、中8週で迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマイネルガネーシャに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンマルヴィエントに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

2月17日、中8週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラウンリバーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月5日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のやまぶどう賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた12戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメイショウタクミ決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は森一馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

6月27日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

7月28日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた21戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノレグルスに4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月8日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。