ニホンピロキング（2003年生、母ニホンピロアドニス）

ニホンピロキング（2003年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンググローリアス（当時17歳）と交配したニホンピロアドニスが13歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は川上治朗。戦績は、地方15戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年のコルチカム特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、川上勇治から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、酒井芳男によって325.5万円で落札された。

飯野貞次厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

2月3日、デビュー戦は吉井竜一騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、コインドゴールドに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のクインリープライドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

8月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（7戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のルクスワンに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のコルチカム特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井竜一騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のイシノマドンナに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井竜一騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月25日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井竜一騎手（11戦3勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

9月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、やぎ座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井竜一騎手（12戦3勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井竜一騎手（13戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月2日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、ファイナルナイト特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井竜一騎手（14戦3勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。