サトノピースピース（2008年生、母ピースオブワールド）

サトノピースピース（2008年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋平和」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時23歳）と交配したピースオブワールドが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、グローブエクワインマネージメントによって6,930万円で落札された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月18日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

3歳（2011年）

1月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ケイアイアポロンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオルケゾグラフィに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月17日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のテンゲントッパに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4歳（2012年）

6月2日、約8か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、アカシア特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月28日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、ひいらぎ特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5歳（2013年）

1月17日、中6週で迎えた14戦目は、まんさく特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。