ユキノマジック（2006年生、母ユキノフェアリー）

ユキノマジック（2006年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋不思議な力、超人的な力」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時10歳）と交配したユキノフェアリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2七。

経歴

デビュー前

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月28日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着を確保した。

3歳（2009年）

2月22日、中7週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月13日、中8週で迎えた5戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

7月12日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で船曳文士騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で船曳文士騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた8戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた10戦目は、3歳戦のいぢま記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したジツリキダイヤーにハナ差届かず2着に惜敗した。

9月29日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

11月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

4歳（2010年）

1月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で瀬沢宙騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた19戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は瀬沢宙騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（8戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月5日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた24戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

4月10日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のナンブマルに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月18日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンエイブルを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をマークした。