ローベルジェミニ（1988年生、母ローベルワット）

ローベルジェミニ（1988年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時14歳）と交配したローベルワットが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ローベル牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

6月23日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/不良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

9月7日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月19日、中5週で迎えた5戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るピュウタージョオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月24日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（1992年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月15日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

3月15日、連闘で迎えた13戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライラックヒーローにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のアイノムテキに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4月19日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

12月20日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（1993年）

1月31日、中5週で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウリラを3/4馬身振り切って3勝目をゲットした。

3月14日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。