エスタブリッシュ（2004年生、母インディペンデンス）

エスタブリッシュ（2004年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「創設する、達成する」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したインディペンデンスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2007年の一般D2-2。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

4月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月6日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンハッタンラブに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2008年）

4月29日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、室蘭カレーラーメン賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般D1-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。