ウエスタンサンダー（1989年生、母ラツキーフアイアー）

ウエスタンサンダー（1989年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマッチレススピード（当時8歳）と交配したラツキーフアイアーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は住友道雄。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は1993年の一般D3ニ。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

5月2日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた2戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた3戦目は、鈴木寿騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月28日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月7日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4歳（1993年）

2月2日、中9週で迎えた10戦目は、松島壽騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアドマイヤーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月9日、連闘で迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松島壽騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のケープホープに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月15日、連闘で迎えた12戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島壽騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のホマレノテイオーに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

2月23日、連闘で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松島壽騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキクノキャリーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月7日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3ニ（上山ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアカネシラユリに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。