カネマサディール（2006年生、母ミヨノエンジェル）

カネマサディール（2006年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋取引」。毛色は青毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したミヨノエンジェルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦2勝2着1回。2008年のスズカマンボ賞に勝利した他、2008年のイノセントカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、渕瀬ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月3日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルノノパールから1馬身差の2着に敗北した。

6月12日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のパビヨンカントリーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアルカセット賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのスズカマンボ賞（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のウィナーズダンスに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

9月4日、中3週で迎えた6戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は宮崎光行騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

11月5日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2009年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた12戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

9月6日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の権太坂特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のコスモス特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた18戦目は、小春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた19戦目は、水仙特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1五六（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のシクラメン特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月7日、中1週で迎えた22戦目は、鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

1月12日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（7戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた25戦目は、越生梅まつり賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた27戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（11戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（12戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（14戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（15戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（16戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（17戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。