キョウワスプレンダ（2001年生、母キョウワホウセキ）

キョウワスプレンダ（2001年1月27日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋華麗、壮麗、豪華、雄大さ、輝き」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したキョウワホウセキが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。2004年のスプリングステークス(G2)で2着に入った他、2004年の日本ダービー（東京優駿）(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモサンビームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月30日、中6週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンシュクルに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

10月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月22日、中6週で迎えた5戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

3歳（2004年）

3月21日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったブラックタイドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤哲三騎手（7戦2勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に敗れた。

5月30日、中5週で迎えた9戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤哲三騎手（8戦2勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2005年）

10月1日、約16か月半の休養明けで迎えた10戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤哲三騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月11日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

2月19日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月22日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（11戦2勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（12戦2勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた17戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月2日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（13戦2勝）。17頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、逃げるバトルブレーヴにクビ差届かず2着となった。

6月23日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（14戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（15戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。