ダイヤモンドリリー（1987年生、母ダイナリリー）

Diamond Lily

1987.04.29

ダイヤモンドリリー（1987年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時8歳）と交配したダイナリリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

6月10日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシュタインワールドに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のユーワイノセントをクビ差振り切って制した。

4歳（1991年）

12月1日、約16か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（1992年）

1月19日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

3月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

3月29日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、5歳以上900万下の房総特別（中山芝2500m 小雨/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。