エストスペリオル（2015年生、母メイキアシー）

エストスペリオル（2015年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優れている(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したメイキアシーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2019年の陣馬特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額8,000万円（200万×40口）で一口馬主が募集された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月11日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインレーヴドールを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリントオブライトに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

9月22日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月23日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 小雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳（2019年）

4月28日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミヤジユウダイを半馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

12月21日、約8か月の休養明けで迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

5歳（2020年）

2月2日、中5週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

9月13日、中2週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。