トーホウスペンサー（2012年生、母トーホウアモーレ）

トーホウスペンサー（2012年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時14歳）と交配したトーホウアモーレが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦はM.エスポジート騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

12月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、6着に終わった。

3歳（2015年）

2月1日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月2日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたスターリーウインド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

8月1日、中9週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着に入った。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のラバニーユを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月25日、中9週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のアドマイヤキンカクに1馬身1/4の差をつけて2勝目をゲットした。

12月13日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

4歳（2016年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたストレンジクォーク決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月26日、中3週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月7日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

5歳（2017年）

3月20日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったニシノカブケにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月25日、中6週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

12月2日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊川特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。