ワンマンシャチョウ（2001年生、母ビワアラビアン）

ワンマンシャチョウ（2001年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ワンマン社長」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したビワアラビアンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地30戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の長久手特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

5月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月29日、中7週で迎えた5戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムサッカーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中6週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったシンメイセレリティにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた9戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾張特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2006年）

3月11日、約14か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のテイエムハヤブサに4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、テイエムハヤブサにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月20日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のストローズティックに1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

6月11日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーワクリスタルを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

7月22日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の渥美特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の美作特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（6戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6歳（2007年）

1月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバンブーウエファに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったセレスステーラーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7歳（2008年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた22戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

9月6日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

8歳（2009年）

1月31日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月4日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月14日、中9週で迎えた27戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の長久手特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

11月14日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、A.スボリッチ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月22日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（7戦3勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

9歳（2010年）

1月9日、中6週で迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。