ダイワルーツ（2008年生、母ネイティブルーツ）

ダイワルーツ（2008年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋起源、祖先」。毛色は栗毛。種牡馬のAwesome Again（当時14歳）と交配したネイティブルーツが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方17戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2(ハンデ)。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月18日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファンキータウンに半馬身届かず2着に敗北した。

3歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2012年）

4月16日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5歳（2013年）

3月21日、約9か月の休み明けで迎えた7戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた8戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月31日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブルジョワに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月19日、中6週で迎えた11戦目は、一般C3一二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、バンローズにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月25日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーホウドラクロワに3馬身の差をつけて優勝

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のブルースカイ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C2十二十三十四（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のシンフォニーヒルズに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月21日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のウインガイアに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（9戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のシンワツヨシに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6歳（2014年）

3月25日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で橋本直哉騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月5日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るパンパードリリーを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って休養明けの一戦を制した。

9月12日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。