チュウワフライヤー（2016年生、母ヴィヴィッドカラー）
Chuwa Flyer
2016.04.20
チュウワフライヤー（2016年4月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+飛行士」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時13歳）と交配したヴィヴィッドカラーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2018年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中西忍によって5,076万円で落札された。
大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
6月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアールロッソをクビ差振り切って初勝利を挙げた。
8月11日、中7週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したシングルアップを差し切れず、1馬身半差の2着となった。
9月2日、中2週で迎えた3戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。
9月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のヤマボウシ賞（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
3歳（2019年）
1月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたオーパキャマラード決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。
2月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
3月17日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
5月26日、中9週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のカルロスミノルに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
6月16日、中2週で迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったブルベアイリーデにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
9月15日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
4歳（2020年）
2月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。
3月1日、中1週で迎えた12戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。
7月19日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの神鍋特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。
9月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの天草特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。
12月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
5歳（2021年）
1月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの尾頭橋特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。
1月31日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。
4月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。
6月6日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。
8月15日、中9週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
10月16日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中西忍によって5,076万円で落札された。
大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。
11月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての15番ゲートからスタート。出走取消となった。
12月19日、中8週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。
6歳（2022年）
1月15日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。
1月30日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。
2月26日、中3週で迎えた25戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。
3月20日、中2週で迎えた26戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。
6月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。
7月17日、中4週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの対馬特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。
8月11日、中3週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた29戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、岐阜美少女図鑑しろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエストレラブランコに1馬身の差をつけて順当に勝利した。
デビュー前
1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中西忍によって5,076万円で落札された。
加藤幸保厩舎（笠松）へ入厩。
9月2日、デビュー戦は藤原幹生騎手を鞍上に据えて、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。