フローティンローズ（2021年生、母モエレカトリーナ）

フローティンローズ（2021年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「マジックの技の一つ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時21歳）と交配したモエレカトリーナが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C2三四五。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月7日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

11月5日、連闘で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2024年）

3月30日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4歳（2025年）

1月29日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったシンティリオに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、ジン・バック賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジューンバタフライを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月23日、中9週で迎えた18戦目は、坂井瑛音騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド大井第2戦（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた19戦目は、うさぎ座特別（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた20戦目は、アクダクト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（10戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。