クインタチバナ（1990年生、母ブラウンロード）

クインタチバナ（1990年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のスズカコバン（当時10歳）と交配したブラウンロードが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地15戦0勝、中央障害2戦0勝、地方12戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

大山一男厩舎（小林）へ入厩。

3歳（1993年）

9月13日、デビュー戦は郷間隆騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷間隆騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1994年）

5月13日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、金原学騎手を鞍上に迎えて、5歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金原学騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったオギボナンザから半馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のノーブルナイスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックジョークに1馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードアスカに1馬身の差をつけて制した。

8月31日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のリズをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月29日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のクニノシズカに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月7日、中5週で迎えた11戦目は、墨田区特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったジャストアラモードから3馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1995年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた13戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3月19日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

8月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた16戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で青木芳之騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月26日、中8週で迎えた21戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に55kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1996年）

1月5日、中5週で迎えた22戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月12日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた27戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた28戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。