スリークインベガ（2004年生、母スリーダキューパン）

スリークインベガ（2004年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤベガ（当時8歳）と交配したスリーダキューパンが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦1勝2着9回。2007年のサンアール大須場外オープン記念(一般C27)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

9月1日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

11月2日、中8週で迎えた2戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、一般C35（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた4戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、サンアール大須場外オープン記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2008年）

3月17日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた6戦目は、一般C30（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた7戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた8戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた9戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた10戦目は、一般C29（名古屋ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマックスウィルドゥ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

9月16日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウォーターギブンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C18（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったステップザビートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスギノシノブエに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキラキラアイドル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C20（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクシンパピヨンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（11戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（12戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C22（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（13戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（14戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

2月2日、連闘で迎えた22戦目は、一般C23（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったリバティプログレスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた23戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（16戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で今井貴大騎手（17戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で今井貴大騎手（18戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、カルストンオーラに交わされて3馬身差の2着となった。

3月26日、連闘で迎えた26戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今井貴大騎手（19戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマルイチリーヴァにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月20日、中7週で迎えた27戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今井貴大騎手（20戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で今井貴大騎手（21戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で今井貴大騎手（22戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

9月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で今井貴大騎手（23戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカイゼンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月16日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた31戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で今井貴大騎手（24戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。