バーニーズ（2010年生、母グランシェール）

バーニーズ（2010年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スイスでは『ベルンの山犬』と呼ばれる大型犬種の通称」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時9歳）と交配したグランシェールが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。主な勝ち鞍は2013年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウイッチワンドに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したブルーモントレーにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4歳（2014年）

7月6日、約10か月半の休養明けで迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマートエビデンスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したテイクファイアにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月1日、連闘で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月11日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサウスキングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月30日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

11月1日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月13日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6歳（2016年）

2月13日、中8週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（10戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた24戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月10日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7歳（2017年）

2月13日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月7日、中7週で迎えた31戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、春和賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったベルボームに詰め切れず、6馬身差の2着となった。